腰椎椎間板ヘルニアの手術でラブ法と脊椎内視鏡下ヘルニア摘出術MEDの違いを述べます。創部の大きさが異なります。ラブ法では約7cmは皮膚を切らないといけないですが、MEDでは約2cmぐらいで済みます。ただ、内部の骨切除はそんなに変わりません。私はラブ法を師匠から教わったので圧倒的にラブ法の方が速いです。脊椎内視鏡ヘルニア摘出術は途中から始めたので億劫になってしまい、手術時間が速くなりませんでした。ただ、これは私個人の意見であり、脊椎内視鏡手術に特化した先生達は物凄く速いと思います。また、若い先生達はラブ法よりも脊椎内視鏡手術をメインで教わっていくので速いと思います。
 脊椎内視鏡手術は傷が小さいので、術後合併症の一つである血腫麻痺(深部に溜った血が外に出されないと神経を圧迫してくること)が多いと言われていましたが、これも脊椎内視鏡手術に習熟すれば減らせられると思います。どのような手術法でするかは、病院の担当される先生との相談になると思います。
 では、また。