我々人間は必ず年を取ります。20歳代までは年を取ると肉体は成長しますが、30歳~40歳代以降は年を取ると肉体は少しずつ衰えてきます。特に女性は閉経後から骨の強度が低下してきます。骨粗鬆症とは骨の強度が低下した状態であり、骨粗鬆症自体は無症状です。実際には転倒や尻餅を付くなどの軽微な外傷で骨が折れてきて初めて診断される事が殆どです。骨粗鬆症性骨折の代表格は橈骨遠位端骨折(手首)、大腿骨近位部骨折(股関節)、胸腰椎圧迫骨折(腰)、上腕骨頚部骨折(肩)があります。特に大きな問題があるのは股関節と腰の骨折です。どちらも体幹の骨折のため動けなくなり、特に股関節骨折の大半は手術が必要になってきます。
ではまた。