足関節骨折は足首が捻じれて起きてくるとされています。先日報告した外果(外くるぶし)と内果(内くるぶし)の骨折はそれぞれ別個に起きるのではなく、外果骨折⇒後果骨折⇒内果骨折の順番に起こり、重症度が上がっていきます(Lauge-Hansen分類)。外果骨折や内果骨折は先日述べたようにプレートやスクリューで骨折部を固定します。
 後果骨折をどうするかについてです。後果は脛骨の後方部分になります。下図のように後果骨折は縦に起きてきます。後果骨折部のサイズが小さい場合は固定せずにそのままとし、サイズが大きい場合は固定をします。後果骨折を前から止めるのか後ろから止めるのかは異論があります。後ろから止めるのが論理的ですが、個人的には止まればどちらでも良いと思っています。
 では、また。